今、日本で「言葉が通じていない」と感じる人は、たくさんいるのではないだろうか。
「察し」を重視するこれまでの日本語文化では、意思疎通を図ろうとする双方に「共通経験」が欠かせない。共通経験があって初めて、察しが成立する。しかし、共通経験は2つの理由で減少を続けている。
- グローバリゼーション
- 多様化
グローバリゼーションの影響は、世界の田舎の日本では少ない。むしろ多様化の波が、世代間だけでなく同世代の間にも急速に広がっていて、私たちはうまく対応できていない。例えば朝、学校や会社に行ったとき、共通の話題が見つかりにくくなっている。
その現状に対して、日常ではもっぱら「無関心」や、その真逆の「分かり合った気になる」という対処方法が採られているが、共通経験が少ない中で察する事はできないのだから、それはつまり、自分の殻に閉じこもる思考停止モードに他ならない。
どうすれば、グローバリゼーションと多様化に対応できるのか。方法は2つある。
- 共通経験を発生させる
- 共通経験を前提としないコミュニケーション技術を身につける
共通経験を発生させること、とくに身体感覚を伴う共通体験を発生させる事が対応方法のひとつではあるけれど、これは波に逆らっている。むしろ、共通経験を前提としないコミュニケーション技術を身につける方法の方が、波に乗って遠くまで行けるはずだ。
共通経験を前提としないコミュニケーション技術とは、昔から欧米で実践されている「論理的に言語化」する技術だ。英語でのコミュニケーションが代表的だが、日本語を使ってももちろん、論理的に言語化する事はできる。論理的に言語化する技術は、言語の種類には依存しない。
僕は、察しの文化はそれはそれで居心地が良くて好きなのだけれど、それはいったん捨てて論理的に言語化する技術を身に付け、そしてより遠くまで行きたい。




コメント
つぶやかせてください、アー・ウー・・・
今、辻井喬『茜色の空』を読んでいます。引用します。
> 第二次鳩山内閣ができて間もなく、三木武吉が遊説旅行の車中で、「政局安定のための保守合同の気運になれば、わしは鳩山 退陣も辞せずに協力---」と話したことが大きく報道され、正芳は本気で保守勢力による政局の安定を、天下国家の立場から考えるのなら、もっと勇気ある発言だと、好意的に受け取った。
>
> 投票の結果は、
>
> 大平正芳 七百四十八点(約五十五万一千票)
> 福田赳夫 六百三十八点(約四十七万三千票)
> 中曾根康弘 九十三点(約二十九万一千票)
> 河本敏夫 四十六点(約八万八千票)
>
> で、大平正芳の圧勝であった。
>
> 伊東正義も、宮澤喜一も霊前に手を合わせにくるたびに、そのことを言い、由美はそのたびに「一粒の麦もし死なずば」という聖書の言葉を思い浮かべた。
端午の節句〈今までに、私をフッてくれた人たち、ありがとう。おかげでこの息子に会えました〉(「一筆啓上賞」優秀作)
cf. 息子を娘に、そして仕事に変えてもいいですよ。
明日は「母の日」は〈お母さん、産んでくれてありがとう〉って言いましょう。
☆ありがとう☆の4文字で、立派にコミュニケーション文化です。
ノー・コスト!
Any Questions? というと Nothing particular.と返すのは、簡単だけど、返されたわたしは、まじ~?と思う。これは森の入口または出口で、孫がまごまごしながら出てきたので、「面白いものなにか、森で見つけた?」と聞いた時の返事。木漏れ日も見なかったの?苔の中の妖精とお話しなかったの?風の音は聞こえなかったの?若枝の落葉松に触らなかったの?針葉樹なのに柔らかいんだよ、赤ちゃんの指みたいに。何か匂わなかった?ハーブティみたいな。
そして、takadaさんに真面目に質問です。青地に白の閉じないサークルは何のロゴですか。
Kentの煙草のパッケージのロゴ、私には蛇の目傘に見えるのだけど宇宙・タイヤ・ルーレット盤etc.と答える教え子だち。ピカソ真っ青のデフォルメです。
keikonakasoneさん、このロゴは Gravatar http://ja.gravatar.com/ というフリーサービスで表示されるデフォルトのアバターです。このブログでは、このサービスを利用してコメントのアバターを表示するようにしました。
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